町屋屏風まつり(村上市)

村上市、秋のおまつり、町屋の屏風まつり 行ってきました。(10/5)

若干肌寒いどんよりした気候の中、道路は車も、地元の人もあまり見かけない静かな通り。所々には町屋風に設えた休憩所もあり、まち歩き、観光客へのサービスが感じられます。

ある、お茶やさんに入り、坪庭を眺めていたところにご主人に声をかけられました。
町屋独特の隣家と隙間がほんの少し。でも、昔は両方の壁もなかったそうです。

間口が狭く奥に長い町屋。町屋の特徴、茶の間(床の間)に二階を作らない。天井は高く俗に言う吹き抜けに明かり取りの天窓。神棚の上ということもあるそうです。
そして、坪庭。これを作ることによって、壁面が出来やはり、明かり取りにもなる。それは自分の家だけでなく隣家も窓を作ることができる、両隣三軒は親戚よりも強い繋がり・・と言えますね。

そして、長い土間。知人が「お〜い、いるかぁ?」と奥までやってくる。
何とも情景が浮かび、和みます。

しかし、道路拡幅により通りに面した家々の建て替えは、以前の町屋より現代の家を建てる方が多いそう。 (実際にそうだったけど)

古きものの良さと、現実的の利便性・・・。手段はなくはないかと素人は思ってしまいます。

ご主人のように、町屋の良さを紹介したいとこのような企画に賛同されているんですね。

「どうぞ上がってってください」と、商売のおもてなしに気持ちよさを感じたのでした。

                               (オーヌマ)

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